はじめに

道に迷った時、地図や道しるべがあると気が楽になりますよね。
男性社会で生きるオス化女子のあなたも、「このままでいいんだっけ?」「イメージしていた女性像となんか違う」と道に迷ったことがあるのでは?



そんな時の道しるべとして、
このままでいいのか?と迷えるオス化女子に道しるべを教えたい【前編】
では、「ヒロインの旅」というだれもが通る普遍的なサイクルを紹介しました。 本記事である【後編】では、塾長自身の実体験をもとに、ヒロインの旅を解説します。

【前編】を読んでいないかたは、まず読んでください。ヒロインの旅をなんとなく理解してからのほうが、より一層楽しんでいただけます。
【前編】を読む

私のヒロインの旅

女性らしさを離れて

「母みたいになりたくない!」ずっとそう思っていました。
私の家は北関東のど田舎で、趣味にしては大規模な畑をやっていました。母はいつも家にいて、私服はおしゃれとは程遠いし、エプロン通り越してかっぽう着みたいなの着てるし、おまけに爪に土が詰まってる…。私はそんなのぜったいに嫌だと思っていました。

都会に住んで、おしゃれして街を歩き、バリキャリになりたい。そして、お勉強を頑張っていればきっとそうなれると信じ、ガリ勉の道を極めていきました。

男らしさに自分を近づける

無駄を排除し、ガリ勉極めていた高校生の頃には、女子の無駄な雑談が耐えられなくなりました。例えば、「テスト勉強してな~い!やば~い!」みたいな会話…。「やばいやばい言い合って何になるんだよ。いいからやろうよ」と素で思って、返す言葉が出てこなかったんですね。武士か!って思います(笑)。

大学進学では、理由は無くたまたま経営学部に行ったところ、そこでたくさんの経営者を目にすることになりました。ある時、授業の一貫である経営者のかたのご自宅に行く機会がありました。そこは芝浦の、街のシンボルかと思えるような圧巻のタワーマンション。自分の仕事で成功し、タワーマンションに住む。これが、自分の中の成功のモデルになったような気がします。

試練の道

社会人になってからは、自分で仕事を作れる力をつけたいと、ベンチャー企業へ就職しました。0時まで仕事して0時11分の電車で帰る生活。読んで引かれるかもしれませんが、当の本人は自分を鍛える目的があったので前向きでした。

成果を出せない時期が長かったですが、「会社から与えられた目標すら達成できなかったら、人生の目標なんて達成できるわけがない」といつも言い聞かせてました。ほんと武士か!って思います(笑)。

成功の幻想

ただやっかいな事に、私は自分の売っている商品を全く好きになれませんでした。自分の良心に反する物だったからです。

でも、目標達成に集中し、これだけ数・時間こなしていればさすがに営業も上手になってしまいます。ご契約をいただく度に「あ…また売ってしまった」と居たたまれない気持ちになりました。

拒否する強さ

そうやって気持ちと逆行する行動をし続けた所、自分でも気づかないうちに大きなストレスになっていたようです。ある日テレアポをしていたら謎に涙が出てきたり、元気に出社したはずのにオフィス着いたとたん高熱で苦しくなったり…体が言うことを聞かなくなってたんです。強制終了の合図です。

まさか私が…というのが正直な感想でした。そこら辺の女子よりずっとメンタル強いと思っていたからです。さすがに自分の体が大事に思えて、逃げるように退職しました。

2回目の試練の道

女性のヒロインの旅は、まっすぐ進んでいくのではなく、各サイクルを行ったり来たりしたり、同時に体験したりするといいます。

次のキャリアは、ゆるゆる事務+マイビジネスのダブルワークを選びました。ベンチャーでの挫折が悔しかったから、ぜったいに返り咲きたいと思いました。高い収入目標を設定し、それから逆算して、いろんな方法でお金を稼ぐことにチャレンジしました。社外のセミナーや読書にも余念がなかったです。

2回目の成功の幻想

でも、この時期ほど苦しい時期はありませんでした。朝は苦手なくせに、何の本で読んだのか、成功者は早起きだからって5時半に目覚ましをセットしていました。本当は元気でニコニコの事務のお姉さんでいたかったのに、いつも疲れて眠気との戦いでした。

中でも一番悲しかったのは、彼氏にいつもさみしい思いをさせていた事です。私だって普通の女の子みたいに1日中デートしたかった。でも「それは成功してから」と言い聞かせて、仕事ばかりしてたのです。

2回目の拒否する強さ

そんなさなか、以前から仲良くさせてもらってる先輩とご飯に行ったときのことです。先輩が「最近こんなこと学んできたよ~」と言って話してくれた内容に、私の旅の経路が大きく変わることになりました。

その内容とは、男性と女性では頑張り方が違うということ、私がオス化しているという事でしたそして、「しんどい」「疲れた」「本当はただ彼氏とのんびりしたい」という本音を引き出すことを手伝ってくれたんです。

通過儀礼と女神への下降

この内面との対話の時期、1人でもんもんとするのではなく、いつも先輩と話ができたのが幸いでした。あれ以来、「男性・女性」「オス化」のテーマにどハマリした私達は、会うたびにいつもこの話題です。

先輩が学んできたというノートワークをしながら、好きなことを選び、嫌いなことを辞めることをしていきました。そのおかげで、自分の内面の輪郭が整ってきました。今は、成功とかタワマンよりも「ただのんびりモーニングコーヒーを飲むような暮らしがしたい」これが本当に望んでることだと即答できます。

女性性を見直す

そして、「成功したら」という意味不明な条件つけるのを辞めて、やりたいことを今やるようにしていきました。わがままな姫になった気分です。

ファミレスでパフェとか本当に食べたい物を頼んだり、気に入ったらいい値段の服でも買ってみたり。ちょっとその月のクレジットの額にびっくりしましたが、リハビリだと思ってそんな期間を過ごしていました。

母/娘の断絶を癒やす

そんなある日、ひょんな事から母と地中海へ旅行に行くことになりました。この旅行で、母の知られざる一面を知ることになりました。

高級なチョコレートや、ハイブランドなバッグが並ぶ綺羅びやかな世界。私が「いいなー」と指を加えている横で、母は欲しいと思ったものをスパーンスパーンと買っていくのです!

え、大丈夫なの…という心配は無用でした。田舎のぱっとしない主婦だと思っていた母は、実はその後事業家として活躍の場を広げていたのです。それでいて、趣味で畑の恵も楽しむような生活って本当に贅沢。心からの尊敬に変わった瞬間でした。

ハートがある男を探して

オスからメスに戻るリハビリをやりすぎて、一時期は男性のセミナーや、本、目標やら達成みたいなワードすら毛嫌いしていました。
でも最近は、気がつけば男性経営者の語るYoutubeチャンネルに夢中です。やっぱりわがままな姫でいるだけではだめで、地に足とつけないと、と思い始めています。

二元性を超えて

そして私の旅は今ここです。
彼氏との時間を犠牲にしてない幸福感と、以前のように歯を食いしばらなくてもサクサク行動できる感覚を、ようやく掴みつつあります。

ここから先は

ここから先は、メス塾を通して出会う方々と一緒に、旅を続けていけたら最高だと思っています。

私の場合は、先輩がいてくれた事が本当に良かったです。もし1人だったら、まだ成功の幻想を追っていたかもしれません。

この考え方をみんな知っていた方がいいし、それでいいんだよと言ってくれる人とつるんだ方がいい。

そう思ってメス塾を作りました。事務局に先輩を迎え、読み物だけでなく、リアルな授業もお届けしようと準備中です。迷えるオス化女子をメスに戻すお手伝い、そして自分自身もまだまだ一緒にリハビリさせていただこうと思っています!

ヒロインの旅【後編】はいかがでしたか?「このままでいいのか?」のモヤモヤを感じ始めた時は、道しるべとしていつでもこのページに戻ってきてくださいね。